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自分だけのソファと出会う HAYのある暮らし #15

リビングルームの中で最も大きく、最も高額な家具。それはソファではないでしょうか。大きいからこそ空間の雰囲気を左右する存在感があり、簡単に買い替えることもできません。また長い時間をともにするため、チェックすべきポイントがいくつもあります。誰にとってもソファ選びは一大事なのです。HAYが自信をもっておすすめするのは「QUILTON」と「MAGS」という2種類のソファ。そのバリエーションと特徴を紹介します。

HAY
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「QUILTON」は、キルティング風のステッチを施したユニークな姿がまず目を引きます。クラシックな印象をもたらすディテールによって全体を包み込んだ、今までにないイメージのソファです。表面に立体感があるので、光の当たり方によって表情が変わり、空間に奥行きが増すようです。また、この仕上げがもたらす座り心地は、ずっとここにいたい気分にさせてくれます。「QUILTON」をデザインしたのは、インド出身のニパ・ドーシとスコットランド出身のジョナサン・レヴィンが2000年に設立したドーシ・レヴィン。歴史や文化と結びついたモチーフを、コンテンポラリーなスタイルに巧みに融合するふたりの持ち味がよく出ています。

「QUILTON」は2シーターや3シーターのほか、モジュール式も揃っているので、ライフスタイルに合わせて自由にセットすることができます。たとえばコンパクトな部屋なら、キルティングのインパクトを強調する明るいカラーリングがよく合うようです。一方、シンプルで広々とした空間では、クラフトを連想させるキルティングがインテリアに深みを与える働きをします。その場合、ニュアンスのある濃色の張り地がしっくり来ます。ソファのデザインを意識してクッションを選ぶ楽しみもあります。

HAY
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HAYのソファのベストセラーといえば「MAGS」です。スクエアなフォルムを基調にしたデザインは、どんな空間にもなじみやすく、いつまでも飽きることがありません。十分な奥行き、やや高めの座面など、快適に使うためのサイズ感にも配慮が行き届いています。スプリングシステムとポリウレタンフォームで構成した中材を採用することで、しっかりした座り心地と耐久性の高さに定評があります。よりミニマルな印象をもつオリジナルの「MAGS」と、少し低めのアームが快適な「MAGS LOW」があり、どちらもまさに日常のスタンダードとしてふさわしい逸品です。

「MAGS」の大きな特徴は独自のモジュールシステムを採用していること。右アーム、左アーム、追加モジュール、左右のシェーズラウンジなどを豊富に取り揃え、座面の幅もナローとワイドの2種類があります。これらを組み合わせることで、暮らす人のニーズにフィットしたソファを自由につくることができるのです。モジュール式であっても全体に自然な一体感があるので、ホームユースにふさわしいスタイルが実現します。またHAYならではの豊富な張り地のセレクションも魅力。落ち着いた定番色はもちろん、フォルムがオーソドックスだからこそ、鮮やかなブルーやグリーンといったカラーも違和感なく合わせることができます。

HAY
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「MAGS SOFT」は、よりリラックスした雰囲気をもつ、「MAGS」のバリエーションです。座面はやや低めで、クッション材にファイバーを用いたキルティング中材をプラスしているため、腰掛けるたびに包まれるような柔らかさを感じます。各モジュールはMAGSに比べてわずかに大きめで、ゆったりと寛ぐのに最適です。そんな座り心地はフォルムにも反映されています。全体的には四角い形で構成されながらも、あらゆるエッジが優しい丸みを帯び、まるで座る人を招いているかのようです。この形に合わせてエッジ部分にジグザグステッチを採用し、ホワイトやベージュなどの5色から選ぶことができます。張地とのコーディネートが楽しく、愛着を高めてくれる工夫です。

「MAGS」というネーミングは、HAYの創業者であるメッテ&ロルフ・ヘイ夫妻の子どもの名前(Margrethe)から取ったといいます。そんなところからも、このソファがHAYにとって大切な製品であることが伝わってきます。どんなスタイルも受け入れてくれるソファは、椅子やテーブルを選ぶ時の自由度を高めるメリットもあります。

デザイナーの個性が発揮された「QUILTON」と、HAYというブランドの姿勢がよく表れた「MAGS」。張地の選び方やインテリアのコーディネートにより、どちらも自分だけのソファとして空間に取り入れることができます。

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土田貴宏 ライター/デザインジャーナリスト。
2001年からフリーランスで活動。プロダクトやインテリアはじめさまざまな領域のデザインをテーマとし、
国内外での取材やリサーチを通して雑誌やウェブサイトで原稿を執筆。東京藝術大学などで非常勤講師を務める。
デザイン誌「Ilmm」(FLOOAT刊)エディター。