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X-Line Chair by Niels Jørgen Haugesen relaunched by HAY
タイムレスでユニークなデザインを集めたHAYのコレクションに、1970年代後半にニールス・ヨルゲン・ハウゲセンによってデザインされX-LINE CHAIRが加わります。過去と現在をつなぐために慎重に選ばれたX-LINE CHAIRは、HAYが厳選した新しいカラーと仕上げで展開されます。バリエーションによっては、屋内外を問わず使用可能です。
細いメタルワイヤーで作られたX-LINE CHAIRは、その工業的な表情と精度の高いスチール構造により、1970年代のハイテクムーブメントの優れた例であるとされています。デンマークデザインの黄金時代の後に続いたこの時代は、不確実性に満ちたものでした。50年代、60年代の大成功を受けて、デンマークのデザイナーたちは次の一歩を模索する中で困難に直面していました。「X-LINE CHAIRは、デンマークで生まれた数少ないハイテクデザインのひとつです」とHAYの共同設立者であるロルフ・ヘイは話します。「しかし多くの点で、わたしたちの国から生まれたもっとも知的で洗練されたデザインのひとつであるともいえます。極めてミニマルでありながら、非常によく考えられています」
このチェアをデザインしたデンマークのデザイナー、ニルス・ヨルゲン・ハウゲセンは、ハウゲセンは60年代にアルネ・ヤコブセンと共に働く中で、新しい工学に基づいた内から外へというデザインアプローチを取り入れました。彼の綿密に計算されたチェアは最適な機能性を提供し、またその洗練されたデザインプロセスによって、強度、軽さ、柔軟性を兼ね備えた特徴的なX構造を生み出しました。「ハイテクデザインや建築で私が好きなところはその透明性です」とヘイは言います。「すべてを見せることが許されていたのです。それは非常にミニマルで透明感のあるチェアであり、どう作られているのかを見て取ることができます」
材料の使用を最小限に抑えた工業的なデザインは、HAYにぴったりでした。「材料の使用を極力減らしたことで、このチェアのカーボンフットプリントは非常に低く抑えられています」とヘイは説明します。こうした効率的なデザインにより、手頃な価格で提供することも可能になりました。質の高いデザインをできるだけ多くの人々に届けるというHAYのミッションに沿っているといえるでしょう。
さらに快適にお座りいただけるよう、別売りのクッションやレザーシートパッドをご用意しています。また、積み重ねることで省スペースに収納可能な実用性を兼ね備えています。X-LINE CHAIRのシンプルで論理的なデザインは現代においても色あせることはありません。それがHAYがこのチェアを迎え入れた理由のひとつです。「彼ニルス・ヨルゲン・ハウゲセにとってはデザインがすべてだったのです。素晴らしい視点の持ち主でした」とヘイは話します。
About Niels Jørgen Haugesen

ニールス・ヨルゲン・ハウゲセン(1936-2013)はデンマークを代表するデザイナーです。Danish School of Arts, Crafts and Designを卒業後、当時最も先鋭的なデザイナーの一人であったアルネ・ヤコブセンの下で経験を積みました。ヤコブセンの職人技と細部へのこだわりは、ハウゲセンの価値観とデザイン哲学に大きな影響を与え、すっきりしたラインと視覚的な軽やかさ、構造的な明確さが特徴の彼のミニマルなデザインへと繋がっています。名声や地位ではなく、正直さと謙虚さを原動力に、製品の実用性と目的に専念して活動し、1977年には代表作であるX-LINE CHAIRをデザインしました。